借地人に建物を解体更地にして返還頂いてからの売却

【お客様の背景】

■売買の別：売却
■氏名：S・I 様
■年代：50 代
■ご職業：会社員
■お住まいの地域：北九州市
■ご相談の地域：北九州市八幡東区
■売却理由：お母様所有の資産処分
■お問い合わせ方法：一括査定

【ご相談内容】

現在お母様所有の先祖代々受け継いできた土地の借地人が亡くなった。借地人の相続人から空家になった建物の買取りを打診されているがどうしたら良いだろうかとご相談がありました。

【ご提案した解決策】

故借地人所有の建物を拝見させていただいたところ、築年数も古く譲り受けても活用できる見込みがないと判断いたしました。
故借地人の相続人の方に更地にして返却していただき、土地として売却する事をご提案いたしました。
人気のエリアではあるものの前面道路が私道であること、幅員が狭いことで購入者が限られる可能性があった為、近隣相場よりも若干価格を押さえての売出しを開始いたしました。売却を急いでいる訳ではなかったため約 1 年間価格を下げずに条件に合う購入者を探した結果、近所に実家がある新婚のご夫婦が新築用地として購入することが決定いたしました。条件に合致する購入者であった為、売主様に納得していただける価格で売却することができました。

【担当営業として大切にしたポイント】

建物の解体を故借地人の相続人が依頼した業者で行いましたが、後の売却時のトラブル回避の為、解体工事後の現地確認を行い地中に埋設されたままの下水桝の存在をご指摘させていただきました。又、売主様も自身が所有していたとはいえ、代々借地として利用されていた物件であるため、近隣の状況等をご存じではなく、隣接する土地の地主との折衝に苦労しましたが、円満に越境の解消等していただけました。後に新築され居住される事となる買主様の為にも、近隣との円満な取引きを心がけさせていただきました。