マンションの専用庭の使用について
はじめに
こんにちは、エステートプランです!
マンションの1階に多く見られる専用庭は、ガーデニングを楽しんだり、戸建てのような感覚を味わったりできる点で、1階住戸ならではの大きな魅力です。
しかし、「専用庭」という言葉を聞くと、自分だけのスペースだと勘違いしがちですが、実際にはこれもマンションの共用部分の一部にあたります。そのため、専用庭を使用する際には、自由に何でもできるわけではありません。
今回は、マンションにおける専用庭の正しい利用方法についてご紹介します。

専用庭の使用ルール
まず大前提として、マンションの専用庭は自由に使えるわけではないことを理解しておく必要があります。実際、専用庭の利用には使用料がかかることがほとんどです。
使用料を支払っているからと言って、何でも自由に使えるわけではなく、あくまで借りているスペースであり、マンションの共用部分と同様に利用ルールが設けられています。専用庭がある住戸を購入または売却する際には、事前にできることとできないことを確認しておくことが重要です。
※ただし、マンションによってルールが異なる場合があるため、管理規約に従って利用することが求められます。
専用庭でできること
①大きな洗濯物(シーツや布団など)を簡単に干せる
②広いスペースを活用してガーデニングや家庭菜園ができる
③テーブルと椅子を置いて、テラスのようにお茶を楽しめる
④子供やペットが遊べる場所として利用できる
これだけの使い道があれば、活用方法は多岐にわたり、日常生活がより快適になります。特に、子供やペットがいる家庭では、専用庭が大いに役立つ場面が多いでしょう。ペットの散歩代わりに使え、夏には子供用プールも楽しめます。大人にとっては、コーヒーやビールをゆっくり味わいながらリラックスできる贅沢な空間を提供してくれる場所となるでしょう。
専用庭でできないこと
①バーベキューなど、匂いや煙が発生する行為
②喫煙
③大人数で集まったり、大声で会話したりすること
④庭のレイアウトを大幅に変更する行為(池を作ったり、石畳を敷いたりすること)
これらの行為に限らず、他の住民に迷惑をかけるような行動は避けましょう。また、1階での会話や物音は、意外にも上の階まで響くことがあります。騒音や煙、匂いには十分に配慮するよう心がけましょう。

専用庭でもマナーとモラルを大切に
先に説明したように、1階の専用庭で行えることは、他の住民に迷惑をかけない範囲であることを常に心に留めておきましょう。トラブルを避けるためには、マナーとモラルを守ることが不可欠です。よくあるトラブルの原因となる行為は以下の通りです。
①バーベキューを行う
②植栽を長く伸ばしすぎる
③早朝や夜遅くに大声で話す
④手入れをせず、庭が汚れている
⑤ゴミを放置する
⑥庭のデザインを大幅に変更する
⑦喫煙
バーベキューや喫煙は、一部の人が行うかもしれませんが、煙や匂いは上に昇るため、周囲の住民に大きな迷惑をかけることになります。それに加えて、火災のリスクも伴うため、絶対に避けるべきです。また、植栽が長く伸びすぎて隣人や上階の専有部分に侵入しないよう、注意が必要です。さらに、ゴミを放置したり、手入れを怠って庭が汚れたりすることも、トラブルの原因となります。
ガーデニングも過度に行うと、原状回復を求められることがあります。専用庭は共用部分の一部であり、勝手に改装することはできません。大規模な変更を加える場合には、マンションの規約に従い、事前に管理組合に確認を取ることをおすすめします。専用庭を利用する際は、マナーとモラルを守り、大切に使用しましょう。
まとめ
専用庭は専有部分と勘違いされがちですが、実際にはマンションの共用部分を借りて使用しています。
専用庭は1階住戸ならではの特権ですので、ぜひ積極的に活用しましょう。
ただし、快適に利用するためには、隣人とのトラブルを避けるためにも、使用ルールを守ることが重要です。

エステートプランでは、北九州・筑豊・京築・福岡エリアでの不動産に関する無料相談を提供しています。売却、処分、住み替え、税金に関することなど、不動産に関するどんなご相談でもお気軽にご連絡ください。