住みながら家を売るコツ、教えます!
目次
はじめに
こんにちは、エステートプランです!
自宅を売却する場合、住みながら売却する方法と引っ越をし、空き家にしてから売却する方法の 2 種類があります。
不動産会社は一般的に、住みながら家を売る【売却先行型】を推奨しています。
今回は、住みながら家を売るコツやメリット、注意点をご紹介します。
また、売却後も住み続けられる制度がありますので、自分のペースでマイホームを売りたい方はぜひご覧ください
住みながら家を売るのと、空き家を売るのとでは何が違うのですか?
住宅を売却する場合、住みながら売却するパターンと、先に引っ越しをして空き家にしてしまうパターンの 2 種類があります。
① 住みながら売却活動をして、売却が決まってから引っ越しする【売却先行型】
② 売却が決まる前に、引っ越しを済ませてしまう【購入/転居先行型】
どちらの方法になるかはそれぞれの状況によって変わってきますが、一般的には住みながら売却をする【売却先行型】をおすすめすることが多いです。
というのも、不動産の売却は相手があるものです。
先に引っ越した場合は、「早く売ってしまいたいという焦りから、思っていた以上に値下げをしてしまった!」という方も多いようです。
自宅に住みながら家を売却する場合、売却期限を設けずじっくりと売却できるのがメリットです。売却後は、売却資金を新居の購入費や引っ越し資金に充てることができるので、安心して新居の購入費用をまかなうことができます。
一方、売却が決まる前に引っ越しをする【購入/転居先行型】の場合は、すでに空き家になっているため、内覧がスムーズに行えるのは購入希望者にとってメリットです。
不動産会社に物件の鍵を預ければ、売主の立ち会いがなくても、購入希望者の都合に合わせて内覧日程を組むことができます。
空き家ですので、売主を気にせず隅々まで内覧することができ、家具などを運び出している場合は、部屋がすっきり広く見える点も良いポイントです。
住みながら家を売るときの注意点
住みながら家を売る場合、空き家を売るのとはまた違った難しさがあります。
それが、「内覧」と「契約後の転居」です。それぞれのポイントを見てみましょう。
内覧希望者にいつでも対応できるようにする
居住中の家に他人を招くのをためらう人もいるかもしれませんが、実際に内覧しないと家は売れません。また、見たい人がいつ現れるかもわかりません。
「今週末の土日は内覧できますか?」「明後日の夜に物件を見ることはできますか?」など、近い日程で内覧の予定が入ることも珍しくありません。
売却活動中は、家をきれいに保ちスケジュールを調整して、内覧できるようにする必要があります。居住中の内覧は家具があって生活感を感じる分、購入希望者も購入後の生活を想像しやすいというメリットがあります。
しかし、汚れていたり散らかっていたりすると、マイナスの印象を与えてしまいます。
居住しながら家の中をピカピカに保つのは大変ですが、不要なものを処分したり、物を減らしたり、整理整頓をしたり、できる限り家の中をキレイにすることをお勧めします。
また、キッチンやトイレ、お風呂、洗面台などの水回りはしっかりチェックされます。水まわりなど、部分的にプロのハウスクリーニングに依頼するのも一つの方法だと思います。
住みながら家を売る時の内覧のポイントや注意点については、こちらでも詳しくご紹介しています。
居住中物件の売却、高く評価されやすい内覧のポイント
契約が決まった後の引っ越し準備は早めに行いましょう!
住みながら家を売却する場合、売却が決まったら、引き渡す前に引転居先を探さなくてはいけません。
このような場合、引っ越しの時間を確保するために、契約から引き渡しまでに 3~6 ヶ月の猶予期間を契約内容に盛り込むことが多いです。
ただし、すぐに希望の物件が見つかるとは限りませんので、売却活動と並行して新居の情報収集を行うとよいでしょう。
引っ越し先が決まらないまま引き渡し日を迎えてしまうと、仮住まいのための費用がかかりますし、3 月や 9 月など引っ越しの多い時期だと、引っ越し費用が高額になってしまいます。
自宅売却後の引っ越しのタイミングや費用については、こちらでも詳しくご紹介しています。
家を売るとき、引っ越しは先にするべき?引っ越しのタイミングと相場
先に不動産業者へ売却し「リース契約」で住み続けることも可能
一般の買主ではなく不動産会社に家を売却し、今の家にその後は賃貸として住み続ける「ハウスリースバック」というサービスも登場しています。
不動産会社に売却するため、買い手がつかないということがなく安心ですし、売却後も不動産会社へリース代を支払うことで、賃貸として自宅に住み続けることができます。
売却代金で住宅ローンを完済し、賃貸として住み続けても良いですし、自分のペースでゆっくり引っ越し先を探すことができるようになっています。
ただし、売却価格は通常の売却活動をして売った場合の相場よりも低くなってしまいます。
また、自宅に住みながら自宅を担保にして金融機関から融資を受けられる「リバースモーゲージ」というシニア向けの制度もあります。住宅を所有していても、年金などの収入が少なく、生活資金が少ない一定の年齢以上の高齢者を対象とした融資制度です。
現在住んでいる家を担保としてローンを組み、死亡後は家を売却して融資金の返済を行います。
このように、自宅を売却して資金を確保する方法はたくさんあります。
これらの制度を上手に利用すれば、思い出の詰まった家に長く住み続けながら資金を作ることもできます。
様々なプランを比較しご検討されたい方は、ぜひご相談ください。
まとめ
・家の売却方法には住みながら売却する方法と、引っ越しをしてから空き家として売却する方法があります。空き家にすると内覧の日程調整がしやすいですが、一般的におすすめするのは住みながら売却する【売却先行型】です。自分のペースで売却活動ができ、売却による収益は新しい家を購入したり、新しい家に引っ越したりするために使用できるので安心です。
・住みながら家を売却する場合、内覧の際に居住中の自宅へ他人を招き入れることになります。生活の様子が見えるので、購入後の生活がイメージしやすいというメリットがありますが、一方で、家具や荷物があるのでどうしても部屋が雑然と見えがちです。
内覧の際に好印象を持ってもらえるよう、不用品の処分、整理整頓、掃除の徹底をお願いいたします。また、内覧希望に対応するためのスケジュール調整も必要です。
・一般の買主ではなく、不動産会社に物件を売却し、賃貸住宅として住み続けることができる「ハウスリースバック」や、自宅に住みながら自宅を担保に融資を受けることができる「リバースモーゲージ」などの制度も登場しました。一般的な売却とは違う形での資金の作り方です。
エステートプランでは、北九州・筑豊・京築・福岡エリアでの不動産に関する無料相談を提供しています。売却、処分、税金、住み替えなど、どんなご相談でもお気軽にご連絡ください。