7つの習慣
当社では、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」という書籍の考え方を企業として、また個人の在り方としての基本姿勢とするために毎日、朝礼で読書の時間を設けている。
私がこの書籍に出会ったのは、30年前のまだ20代前半の頃のこと。英国に渡り、人生をどう生きるのか、自問自答していたのだが、ある時ドイツ人の友人がこの本を勧めてくれた。
『7つの習慣』は人生哲学の定番として、世界中の人々に、長きにわたって読み続けられて来ている。
ビジネス環境や社会が複雑になり、先行き不透明な時代な今こそ、ビジネスや人生の進むべき方向を示すコンパスの有無が問われていると私は思う。
人格と原則に基づいた『7つの習慣』は、ビジネス書の枠を超えて人生のコンパスとなり、最も大切なことの継続的な実現を支援している書物だ。
なかなか実践で生活の中に落とし込むのは難しいものだが、何事も一気に飛躍することは容易ではない。ついつい他者の欠点を意識して、陰口をたたくきたくなるのが弱き人間の性ではあるが、自分と向き合う勇気を与えてくれるのがこの書だ。
社員は、きっと朝から葛藤して朗読しているとは思うが、新しい世界観に目覚めてくれると信じて止まない。