北九州の不動産売却・査定 | 株式会社エステートプラン

社長ブログ

なぜ駒沢大学は、箱根駅伝で優勝できたのか?

かつての大学駅伝において、常勝軍団といわれた駒沢大学。駅伝に詳しい訳ではないが、正月は思わずテレビをつけて見てしまう。

そういえば、青山学院大学ブームが起こってからあまり意識をしてなかったが、2001年から4年間、箱根駅伝で総合優勝4連覇してから、2019年までの長い低迷期間を通過していたようだ。

そこで、指導者である大八木監督について考察してみた。

この2023年の箱根駅伝をもって、出雲駅伝、全日本大学駅伝に続き優勝したことで3冠を達成した。そんな常勝軍をを率いたのは大八木監督65歳。高校卒業してから実業団対抗駅伝で快走していたが、特に目立った選手ではなかった。

24歳になり駒沢大学経済学部2部(夜間部)に入学し、昼は川崎市役所で働きながら走り続けた、良い意味での駅伝バカ。当時の成績それを物語っている。

  • 第60回大会(198年年) 5区(20.7km)1時間12分41秒(区間賞)
  • 第61回大会(1985年) 2区(22.7km)1時間11分43秒(区間5位)
  • 第62回大会(1986年) 2区(22.7km)1時間10分00秒(区間賞)
  • 第63回大会(1987年)は、年齢制限のため出場できず。(現在は、年齢制限はない。)

1995年4月から母校駒沢大学の陸上競技部コーチに就後、成績は飛躍的に向上した。その指導力を高く評価され2002年4月、駒澤大学陸上競技部の助監督に就任、2004年4月には監督に就任する。コーチ就任から2021年度までに学生三大駅伝(出雲・全日本・箱根)通算24勝をマークしている。

かつては「鬼」と称された大八木監督。指揮官絶対主義の指導が時代に合なかったのが低迷の原因とみられている。

しかし、今の子供に合わせて方針を転換。積極的にコミュニケーションを取ることを心がけており、藤田敦史ヘッドコーチも「今の大八木監督は選手たちに対して、いろんなパターンを示した上で『こう考えているんだけどお前たちはどれがいい?』みたいな感じで選ばせたりとか、会話をする機会が昔と比べて多くなった」語っている。

締めるべきところは締める。このメリハリが駒大の好雰囲気を生み出す要因の1つらしい。

今季は4年生が「3冠を目指したい」と直訴。覚悟を感じた大八木監督は「私もそういう気持ちで今年1年やらなくてはいけないと思った」。チーム全体で3冠という目標を共有し、アメとムチの指導で歴代最強の布陣をつくり上げたようだ。

青山学院大学の原監督とは少し毛色は違うが、”親のような存在”というフレーズは共通しているように思える。青学が弱くなったのではなく、かつての昭和感覚で指導してきた監督が変化、いや進化したのが勝因だろう。

経営者として、そのような心持ちいることができているだろうかと反省せざるを得ない。日本一を目指すつもりはないが、少なくとも社員が働き甲斐を感じ、何なら感動できる仕事ができるように導いてあげることは責務ではなかろうか?

そんなことを想い抱きながら、この数日で自分自身の生き方を明確にして、目的と目標設定をしようと思う。

社員に願う前に、自分を律することにまずは集中だ。

大八木監督の現在と学生時代
PAGE
TOP