亡き親友に捧げる
北九州出身の若きランナーの記事を目にしました。大東文化大の西川千青選手です。珍しく私と同性だったので尚更意識を向けざるを得ませんでした。
彼は、この2023年の箱根駅伝の復路10区で走るそうで、彼のモチベーションは亡き友人との約束を果たす為だと語っています。とても興味深かったの一読しました。
彼のその友人だったのが三浦新斗さん、同じ地元北九州の同級生で九州国際大学付属高校(八幡東区)で共に勉学に励み、「用事がなくても一緒にいる、一番仲の良かった親友」(西川さん)だったそうです。その三浦さんが2022年5月に急逝してしまい、西川さんは大きなショックを受けました。
「誰よりも楽しみにしてくれていたのに箱根を走る姿を見せられなかった」。と西川さんは涙が止まらなかったそうです。それから彼の中の何かが変わりました「どんなにきつくても、新斗の為に走るんだ」という気持ちが芽生えて来たそうです。その後の地方大会では、自己ベストを何度も更新して、この箱根駅伝の出走メンバーに抜擢されました。
彼は語ります「どんなにきつくても、新斗が見ている。全力で箱根路を走る。これは親友との約束なんです」と。
彼の力強い走りが期待されますが、何より三浦さんの親御さんがそれによって癒されることを願ってやみません。無事に西川さんが走り切ることが出来るよう応援したいと思います。